2005年09月22日

第8回 「マスターの地位を求めるアナキン」

映画では描かれない、本当の理由、それは・・・

★ アナキンはなぜマスターになりたかったのか?



もちろん、この理由も 「 愛するパドメを救うため 」 です。

アナキンはジェダイ・カウンシル(評議会)のメンバーになりました。
しかし、「マスター」の地位は与えられませんでした。

映画では、この決定にアナキンが反発するシーンが描かれます。
このシーンを見た観客はこう思うでしょう。

「アナキンがマスターになりたかった理由は
権力欲とか、自己顕示欲とかじゃないの?」

確かに、これらの理由もあったでしょう。
事実、小説には 「 史上最年少のマスターになれるかもしれない 」
と喜ぶアナキンの心情が書かれています。

しかし、小説にはもっと大事なアナキンの目的が書かれていました。

それはジェダイ図書館に記録された機密資料を見ること。
この機密を見るにはマスターの地位が必要なのです。

では、なぜ図書館の機密を知りたかったか。
その理由が「パドメを救う手段を探すため」でした。



アナキンはパドメが死ぬフォースの予知夢を見て以来、それを防ごうとしていました。

そして、ジェダイの図書館には、フォースに関するすべての記録が残されています。
この記録の中には、機密扱いになっているものも多く、アナキンは、この機密情報に、
パドメを救うための情報があるかもしれないと思っていたのです。

小説にはアナキンの心情がこう書かれています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
評議会のことなど、実際にはどうでもいい。
誰に認められる必要も、尊敬される必要もない。

彼が必要としているのは位だ。
重要なのはマスターになること。

重要なのはパドメだけだ。
                     (小説版より抜粋)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

しかし、結果はNG。



ジェダイはアナキンにマスターの地位を与えませんでした。



もちろん、アナキンは他でも、パドメを救う方法を探していました。

アナキンが最初にしたのはヨーダに相談すること。
しかしヨーダは明確な答えを出してくれません。



「失うことを恐れるのはダークサイドの道だ」(byヨーダ)

アナキンはこれを聞いて悟ります。

「ヨーダは何の助けにもならない。
 偽善的なたわごとしか言えないのだ」


そこで、アナキンはオビワンに相談しようとしました。

マスターであるオビ=ワンに図書館の機密資料を見せてくれるよう
頼もうと思ったのです。

もし、この相談が実現していればオビ=ワンのこと。
アナキンのために機密資料を見せたかもしれません。


しかし・・・


そう、まさにアナキンがオビ=ワンに相談しようとしたとき
アナキンはパルパティーンに呼ばれたのです。



そして、パルパティーンはアナキンの望みを理解しているかのごとく、
自分の代理としてジェダイ評議会の一員になって欲しい、と頼みました。

「ジェダイ評議会の一員になること」

これは普通なら「マスター」になることを意味します。
当然アナキンは喜びました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
これは願ってもないチャンスだった。

マスターになれば一般の閲覧を禁じられている

ホロクロン(記録媒体)を見ることが出来る。

そしてパドメをあの夢から救う方法を見つけられる・・
                       (小説版より抜粋)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

しかし、結果はご存知の通り。アナキンはマスターになれませんでした。

しかも、恋愛を禁止しているジェダイにパドメのことを説明することもできず・・・

ジェダイがマスターの地位を与えなかったことが、アナキンのジェダイ離反の
一つの理由になったことは間違いありません。



ただ、この辺りの話は映画には描かれませんでした。

アナキンが、パドメへの愛のために、ダークサイドに転んだことを
表現するためにも、是非入れて欲しかったシーンでした。

だって小説を読んでから映画をみたら、
「なぜマスターになれないのか?」と問うアナキンを見て
本当につらかったですもん。


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posted by ふるやんSW at 12:39| スターウォーズEP3を補完する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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