2005年09月20日

第10回 「アナキンそのヒトトナリ(後編)」

後編は、ずばりアナキンはどんな人間だったのか?
これを補完する小説のパートを紹介。

★ アナキンは忠の人?



オビ=ワンがヨーダと話をしたとき、オビがアナキンについて端的に語っている
部分があるので抜粋します。

少し長文ですが、印象的な言葉です。

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オビ=ワン
「アナキンにとっては友情ほど大切なものはない。
彼は誰よりも誠実で、忠誠心のあつい若者です」

「マスター・ヨーダ。あなたには子供のころから親しくしていただきました。
しかし、戦いを1日早く終わらせるために、必要なら、私はあなたの命を犠牲にします」

ヨーダ
「当然じゃ。平和を取り戻すためなら、どんなジェダイでも同じことをする」

オビ=ワン
「ええ、ただしアナキンだけは別です」

「平和という抽象的な言葉は、彼にはたいして意味を持たないのだと思います」

「彼は原則ではなく人々に忠実なのです。そして、見返りに同じ忠誠を求める。
たとえば、私を救うためなら何でもする。私も同じことをすると思うからです」
                               (小説版より抜粋)
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しかし、ジェダイはアナキンに命令してはいけないことを命じてしまいます。

命じてはいけなかったこと・・・

それが「パルパティーンへのスパイ指令」だったのです。



★ スパイ指令で壊れていくアナキン



パルへのスパイ指令はアナキンに致命的なストレスを与えました。

アナキンにとってパルは、オビ=ワンとともに、最も大切な友人だったからです。

友人をスパイすることは友人を裏切るも同じこと。

ジェダイ・カウンシルは、反発するであろうアナキンの説得を
アナキンの友人たるオビ=ワンにやらせます。

もちろんオビ=ワンは、この任務に反対しました。

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オビ=ワン
「彼に私とパルパティーンのどちらかを選ばせるようなことを
 させないで下さい」

ブロ・クーン(ジェダイ評議員の一人)
「なぜいけない?負けるのが怖いのかね?」

オビ=ワン
「パルパティーンとの友情がアナキンにとってどれほど大切なものか…
 その友情を武器に使えとカウンシルは頼もうとしている!
 友人の背中を刺せと…」
                        (小説版より抜粋)
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しかしジェダイ・カウンシルの決定は変わらず、オビ=ワンは命令に従い
アナキンに任務を伝えました。

この任務を聞いたアナキンはオビワンにこう言います。



「あなたをスパイしろと彼(パル)に頼まれたら
 私が承知すると思いますか?」

そうです。アナキンからすれば、先に裏切ったのは、自分でもパルでもありません。
ジェダイの方だったのです。

そして小説では、まさにこのとき、アナキンがパドメを救うため、シスと手を組むことを
決意したことが暗示されています。

後日、オビワンは後悔の言葉をヨーダやメイスに語っています。



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オビ=ワン
「あなた方はあそこにいませんでしたからね。彼の顔を見なかった。
 我々は取り返しのつかないことをしたような気がします」

ヨーダ
「何が不安かはっきり言うがよい。
 スカイウォーカーにこの仕事は無理だ。そう思うのか?」

オビ=ワン
「いえ、そうではありません。アナキンは何でもできます。
 ただし友人を裏切ることはできない」

「彼はもう二度と我々を信用しないでしょう」

 オビ=ワンは目頭が熱くなり、こらえた涙で視界がぼやけた。

オビ=ワン
「彼がそうすべきかどうかも、私には分かりません」
                        (小説版より抜粋)
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アナキンのことを愛しつつも、ジェダイに背くことができなかったオビ=ワンの苦悩。

そして、アナキンの裏切りを、理解し、覚悟したかのようなオビ=ワンの言葉。

2人のラストの戦いの印象を、悲しいものに変えたシーンでした。

10-オビアナ戦.jpg

では。


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posted by ふるやんSW at 12:51| スターウォーズEP3を補完する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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