2005年09月13日

第17回 「ダース・ベイダーの苦悩と絶望」

長かった記事もいよいよラスト。
最後はやっぱりダース・ベイダー。

★ ダース・ベイダーはパルの作品



ダース・ベイダーは皇帝たるパルパティーンによって作られた存在です。

その目的はダース・ベイダーをシスの恐怖の象徴にすること。
ダース・ベイダーを見たパルパティーンの心情描写です。

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これはすばらしい”作品”だった。

シスの偉大なる宝を守り、誇示するために作られた美しい宝石箱だ。

見るからに恐ろしい。

うっとりするほどの出来栄え。

完璧な仕上がりだ。
                   (小説版より抜粋)
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これが、手術台から起き上がるダース・ベイダーを見て、
パルパティーンがほくそ笑んだ理由の一つです。

そして、笑みを浮かべた理由がもう一つあります。

それは、アナキンが弱くなっていたからです。

シスの歴史は裏切りの歴史。

パルパティーン自身がマスターを裏切って寝首をかいたように、
これまでも沢山のシス・マスターが弟子に倒されてきました。

つまり、シスにとって強い弟子は諸刃の剣なのです。

実は、機械化されたアナキンは、物理的な力は強くなったものの、
フォースを操る力が格段に弱くなっています。

映画ではベイダーがフォースで手術台を破壊するシーンがありますが、
あのときアナキンは自らを破滅させたパルに向かってフォースを放っていました。

しかし、破壊できたのは周囲のドロイドや手術器具だけ。

映画以前を描いた小説の中でアナキンは、プラズマを封じ込めていた施設を
フォースで全壊させていますから、その弱体ぶりは明らかです。

また、パルパティーンやドゥークーが手から放つ電撃は、生身の手からしか
放つことができないため、義手のベイダーは電撃を放つこともできません。
(生命維持装置が感電するので使えないという説もあります)

強力なジェダイなき今となっては、自分より強力な以前のアナキンは邪魔なだけ。
アナキンが自らを脅かす存在ではなくなったからこその、パルの笑みだったんですね。



★ ダース・ベイダーの苦悩と絶望



というわけで、長きに17回に渡って書いてきた
スターウォーズEP3「シスの復讐」を小説で補完しよう!企画

ラストはパドメの死を知ったダース・ベイダーのシーンの抜粋です。

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・・・・彼女を殺した。

彼女を救える力を手にし、彼女とともにどこへでも行ける日が来たのに、
彼は彼女のことを考える代わりに、自分のことを考えたからだ・・・

その瞬間、彼はダークサイドのワナをついに理解した。
シスの究極的な残酷さを−

これから、彼が考えるのは自分のことだけだ。

怒りに燃え、彼はわめきながら自分を破滅させた影を押しつぶそうとフォースを送る。
しかし、彼が怒りのありったけをこめて送ったフォースも影に触れることはできなかった。

最後にはそうしたいとも思わなくなった。

残っているのは影だけだ。

その影は彼を理解してくれる。許してくれる。抱きしめてくれる。

・・・そして彼は、反応炉の心臓の中で自分の炎に焼かれる。

永遠に・・・

          (注:影とはパルパティーンのこと、小説版より抜粋)
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posted by ふるやんSW at 13:29| スターウォーズEP3を補完する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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